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「剱岳を、早月尾根ルートから日帰りで行ける。行く人がいる」 知ったのは一昨年の晩秋。この年は行くにはもう時期が遅かった。 そして昨年は、膝に大ケガをしシーズンを棒に振り断念した。 今年は長男誕生で山行機会激減。 またもスルーかと思ったとき、同人の先輩:伊能さんのお誘い。 「第1回 剱岳早月尾根日帰りタイムトライアル」 (・・・・第一回、っすか ![]() ![]() )ともあれ、思い激しく揺さぶられ。参加 ![]() [日程]2007年9月23日(前夜泊日帰り) [行程]4:50馬場島登山口−5:46 1200m標識−6:17 1600m標識−7:14 2000m標識−7:30早月小屋7:45−8:20 2400標識−8:47 2600標識−9:57剱岳山頂11:10−11:40 2800m標識−12:35早月小屋12:50−15:05馬場島登山口 [参加]6人(伊能、のーきょー、さとゆき、どんかっちょ!、なべぞう、shin) 不安は、絶えずあった。 膝は保つのか。これで無理して決定的に悪くしたりはしないか。 それ以前に、日帰り剱は本当に可能なんだろうか。 おそるおそるジョギングなど始めたのは8月。たるみきった筋肉をそこそこ戻すのに1ヶ月を要した。とはいえベスト状態にはほど遠く、実戦不足の不安も拭えないまま、当日。 今回は6人参加。おのおの自分のペースで登り、山頂に11時までに到着、と前泊テントの中で取り決めた。 スタートはまだ暗い4:50。当然ヘッ電点灯。 昨年もこのコース登行経験ありの伊能さんは5:30スタートと待機。 残りの5人が団子状態でスタート。 ・・・いきなり取り付きを間違う。行き止まりを戻るのに数分ロス。 松尾平までは、いきなりけっこう急登。 黙々とえらいペースで飛ばす。別に列から外れてマイペースに行けばいいのだが遅れたくない意地か、はたまた初ルートへの不安か。松尾平まではほぼ一丸で到着。 ここからペース差が顕れる。先頭ののーきょーさんが見る見る闇に溶け込んでいく。 急坂で息が上がるとどうにもならぬ。30分登っては1分休む。 かつて笠ヶ岳日帰りで使った、僕なりのペース維持法だ。 (正確には記憶違い。笠ヶ岳では30分登っては「3分休む」だった) 1分なんてゼハゼハいってたらあっという間。でもだんだん身体がペースを掴み始める。 明るくなってきた。心配していた雨はもう降らない様子。 大きな古木。光源が足りず画面にも収まらないので撮影は諦め横目で見つつ進む。 木の根が張り出した道もある。下りでは滑らないよう気をつけねば。 土嚢でしっかりと道は固められ、斜面が急な割には歩きやすい。 1800m付近、早月小屋が始めて視界にはいった辺りでさとゆきさんをパス。 この辺まで来るとたまに展望ポイント。ガスの裂け目から近隣の岩峰が顔を覗かせる。 僕は、雲海が好き。 2000mを超える山で見れるこの風景。非日常を感じ解放感を味わう。言いしれぬ喜びがある。 7:30早月小屋に到着。プラン通りここで15分程度休憩、行動食を腹に詰め込む。 間をおかずさとゆきさん到着。そして40分遅れスタートの伊能さんにここで追いつかれる。 全くなんつう速さだ。 さらに、どんかっちょ!さんも到着。入れ違いで僕は行動開始。 15分も休んだのに足がすぐ粘り出す。ここから先細かいアップダウンがいくつかあり。 これが意外と堪える。 マイペースマイペース。何度も自分に言い聞かせる。 しんどくなったら休めばいい。今日の体調はここまで決して悪くはない。 2634m小ピークでこれまた想定どおり休憩。 ここで再度伊能さんに追いつかれ 以降2800mまでつかず離れず。辺りは樹林帯を完全に抜け、ザレた岩場に変わった。 ときおり涼しい風が吹く。尾根沿いはこれが助かる。 ふっと薄日が差すことも。展望はダメだがどうやら山頂まで天気も保ちそう♪ 一歩また一歩。確実に登る。あれほど遠く小さかったピークが着実に近づいている。 登る人下りる人が増えてきた。山頂が近い。 その期待感を振り絞って最後の力にする。 見えた!ピークだ! 最後はわしわしと駆け上がるように到達。ぎりぎり10時前の到達だ。 9:57。日帰りできれば充分と思っていたがこんな早く着いて自分で驚き。 のーきょーさんは9:08着だとか。 やはり日頃の鍛錬の賜物だ。スバラシイ。脱帽だ。 静かな早月尾根の道中と違い、立山方面から来た人たちが多いようで山頂は大賑わい。 あと4人の到着をのんびり待つ。贅沢な時間を楽しむ。 立山方向はガスの中だが、反対方向の赤谷山や赤ハゲ白ハゲはときおりガスの中からその雄々しい稜線を見せつけてくれる。くぅしびれる ![]() ちょっとこんなポーズもチャレンジしてみたが。。。 やはり本家には遠く及ばん。。っつか体固すぎ ![]() 11時。全員無事ピーク到達の健闘をたたえ写真を撮ったら下山開始。 ガレザレの斜面下りは、すでに疲れた脚には厳しい。くじいたりしないようにだけ注意だ。 ここまで、ドリンク残量は1L。往路ペースを考えれば十分な量だが 頑張った自分へのご褒美「早月小屋に着いたらコーラを飲もう」と決める。 それを心の支えに一気に下る。これが功を奏し意外といいペース。 しかし2600mから下、アップダウンがまたもきっつい。よくこんなとこ登ってきたな>>自分。 早月小屋。コーラ350mlが300円ナリ。いちおう冷蔵庫で冷えているのがうれしい。 ビール(400円)はぐっと我慢。今日はあかん。まだ先が長すぎる。 お茶やポカリ500mlが300円と安い。1本買おうかと迷ったがここは軽量化を優先した。 この日の早月小屋は1畳に2人が寝るほど混んでいたという。さすが3連休。 小屋を背に。いよいよラスト1300mの下りだ。 ・・・・ってこの標高差、優に普通の山行1回分あるっちゅうに。 あたりの様相が潅木帯になるにつれ、天候がいよいよもたなくなってきた。 ガスっぽかったのがついにポツポツ。雨かー。 カッパ出すの面倒くさい。どうせ汗まみれだし火照った身体が冷えるのはかまわないさとそのまま下りる。 アークテリクスの止水ザックも本領発揮 ![]() 長い長い下りの果て。 いやマジ、展望も無いし辛い時間を耐えに耐えて。 ようやく、下山完了! 「試練と憧れ」の碑の前で、万感の思いを込めてガッツポーズ ![]() ケガも無し。膝も心配したほどの事にはならなかった。 筋肉痛も、、、、こんだけ歩けば出てもいいでしょう ![]() やったー!! 歩けた!歩けた!歩けた!! 剱岳よ、ありがとう。 山を登ることは、辛くて、しんどくて、そして楽しいものだということを 今日は改めて、身に染みて感じることができた。 それを経てなお、山登りは楽しいと感じている自分を確認できた。 次はいつこの碑文を読む日が来ることか。 その時は、さらに鍛えられた自分でありたいものだ。 |
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ブログ時々拝見しています。本当に日帰りができるのですね。すばらしいです。拍手。 |
mimosa 2007/09/28 21:26 |
すごいなぁの1言につきます。大日尾根から眺めた早月尾根はとても長くて、あ〜あれを歩かれてたんだなぁなんてじゅんさんと話してました。 |
ふくし 2007/09/29 10:31 |
>mimosaさん |
shin 2007/09/30 23:35 |
>ふくしさん |
shin 2007/09/30 23:42 |
いやーすばらしいです!!本当にお疲れ様でした! |
TiCA 2007/10/01 21:46 |
>TiCAさん |
shin 2007/10/02 00:42 |
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