沢登り:北股川支流ムラダチ谷

今季沢登り第2弾。
今回は、サークルのつてを辿るような形で大ベテランりんごさんのグループに参加させていただいた。行き先は北股川支流のムラダチ谷。

 事前に検索してもあまり遡行レポはなく、
そもそもメンバーからして初対面が過半数。やや不安ながら集合場所へ。
最終的には12人の大部隊。
自己紹介や装備から見て、そうそうたるベテラン揃い。これはついて行けるのか。。。

8時。林道脇に車を停めちょい急坂を下ると北股川の清流。渡渉していよいよ遡行開始。
今日は水量は少ないのだそうだ。
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20mほどの滝。一部かぶっているし直登は無理。
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りんごさんが右に巻きロープを張ってくれる。。。
が最後の一登りは垂直でホールドが足りずイヤらしい。
補助にスリングを垂らしてもらっていたおかげで無事全員通過。
このあとも40m、30mと大きな滝が出現。どれも直登はできず巻く。

40m滝は、天からとろとろと注ぐような、細い落ち口だ。
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暑かったのでちょっとシャワーをいただく。気持ちええぇー。
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ロープ出して滝を強行突破、ということはやらないが
巻きルートは決して楽ではない。
登りも下りも、ザレザレの急斜面。
なんせ12人だから上も下も鈴なりなワケで、落石の怖さはハンパじゃない。
岩は避けてなるべく立木や根っこを掴み、できるだけ急いで安全帯に逃げ込む。
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この谷には一本の植林もない。全部自生だ。
自然に生え、生き残った木々はみなシッカリ根を張っている。
岩々も分厚く苔をまとい、森と一体になった様相がある。
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はじめの予感的中。みんな歩みが早く、立ち止まって写真撮ってるとすぐ置いてかれる。
身体が重いよお。過去最高体重だものなあ。

30mの滝を巻き、上部ではトラバース気味にロープが出て見事滝のすぐ上に出た。
最後は滝上部の流れの中に、足の親指ほどの足場を見つけて登り切る。
ここをトップで行けるりんごさんの実力と胆力には脅威すら感じる。
(休憩の時は好々としたオッチャンなんだけどなあー)

ここを超えるともうあとは厳しい登りはなく、
2m程度の小滝二つは、みんなワイワイ言いつつけっこう楽しんで登る。
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そして熱いお茶の休憩後、
源頭部を経て1040のピークに出て遡行終了。
尾根筋はカラッといい風がそよぐ。
天気もよくなって土が乾いたせいか、心配していた蛭もおらずこれも安堵。

しかし本日の核心は実はここから。
ピークからの下山尾根筋を2本間違い、15分ほど降りてから気づいた。
目指す尾根までトラバースを敢行。
(幸い、メンバーの的確な読図とりんごさんの先導で、その後は無事ルート復帰)
しかしだからといって楽が続くわけではなく、
ひたすらに、ホールド乏しく転げ落ちそうな急斜面を、落石にビビりつつ進む。

何度、「ロープ欲しいよお」と思ったかしれないが
出せばキリがないほど怖い場所はあったし、12人で降りるとヘタすると闇下になったもしれない。なんにせよ全員無事で降りられてよかった。
目の高さをブンブン黒い落石が飛んでいくのをやり過ごす怖さったら他に喩えがたい。

滑落したらどこまで行くか、、、のトラバースで
枯れた立木を抱え込んでしまい、直径10cmほどのがボッキリ折れたときには
「うわあぁっっ!」と叫んでしまいまちた。デカい声出しちゃってスイマセンでした。

ブランクありまくり、運動不足が堪える身にはシビアな山行でしたが
なんとか降りてこられたのはこれはこれで充実満足。
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それにしても、スゴイ人は凄い。
年を経り、年輪を重ねたベテランの皆さんの力をこれでもかと実感させられた。
登攀能力、スタミナ、読図。どれをとっても足元にも及ばない。
こういうのは身体で思い知らないと実感できないが、今回は本当にいい勉強になった。
バリエーションは、楽し。厳し

どうもありがとうございました。

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この記事へのコメント

2007年08月01日 23:02
涼しげでよさそうですね~

あっ、別に沢したいわけじゃないですよっ。

読図・・ってどうなればできるって言えるんだろう~といつも思います。一般縦走路だと現在地くらいはコンパスなくてもわかるところが多いし・・
shin
2007年08月03日 09:18
>ふくしさん

別に、そんなに予防線張らなくても(^^;;;
地図以外に目標物があるとこを歩く分にはあまり読図ってしないですましちゃいますよね。
やはり、、、必要あってこその上達?かもです。
野遊び人
2007年08月03日 19:41
>やはり、、、必要あってこその上達?かもです。

そうそう!
やっぱり道のない山を自分でコンパスと地図で歩いてみるのが一番ですよ。
沢の下山路って、いい練習になることも多いですね。
shin
2007年08月06日 07:19
>あいかわさん

わかってるけどなかなか実践できませんね(汗)。でも大切さを身に染みて感じるいい機会ですわぁー。

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