おとうさん きら~い

「ぉと~ぅさん、行ったアカン~っっっ

出勤直前、ユタカの寝顔を見ようと近寄ったら、
物音を聞きつけパチッと目を開いたユタカ。布団の中から眠そう~な訴え声

ああゴメン起こしちゃったねと頭をなでてあげると、その手をガシッと両腕で抱え込み、
放すもんかと体重をかけて押さえ込んできた。 ぎゅう~っ

あらあら。電車の時間ギリギリなんだけどな。
でもかわええのぉ。この手を振り払って家を出るなんてできましょうか


「ユタカ、お父さんのこと好き~?」 「きら~い!

ええっ!なんでそんな断定口調ですか

「おとうさん きら~い!」 いや、そんな何回も言わなくっていいし


でも、まだ手は放してくれないのね  ぎゅうぎゅう~
まだ眠たいんだろうに、一生懸命な顔がマジ可愛い。

さすがにもう家を出ないとダメなので、ちょうど姿を見せた相方にバトンタッチ。

すると
「おかあさん、すきぃ~っ」 あらら
うーん、やはり日頃の積み重ねは強い。一緒にいる時間の差を見せつけられた。

それでも、最後は行ってらっしゃいのハイタッチ と「おとうさんバイバ~イ」の声に
見送られて、玄関を無事出ることができました
今晩は頑張って、お風呂タイムまでに帰ろう

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